今回の京都名所めぐりは、北野天満宮の梅苑に行ってまいりました。
北野天満宮は、菅原道真公を御祭神とする全国約1万2000社の天満宮、天神社の総本社。「学問の神様」の信仰対象としても広く知られていますね。
境内には、約1,500本の梅の木があり、1月から徐々に咲きはじめ、3月末頃まで長く楽しめます。白梅、紅梅、一重、八重と、50種の梅が咲き競います。
どっしりとした幹と枝に、鮮やかな花の色が映えます。
ピンク、赤、白の他にうっすら黄色の梅も。
梅のいい香りがします。
なんと境内の梅は、梅の実が6月上旬に採集され、12月に梅干しが授与されます。
授与された梅干しは「大福梅」といい、元旦の朝に一年の無病息災を祈る祝膳の初茶にして飲むそうです。
しおらしく咲く梅の花で、ひと足お先に春の訪れを感じました。