2017/07/05

苔寺の風景

世界文化遺産にも登録されている、西方寺 通称 “苔寺”

奈良時代、行基菩薩の開創と伝えられる由緒あるお寺で、
のちに、夢窓国師により再建されました。
 

境内の庭園は、約120種類もの苔に覆われており、
緑のカーペットを敷き詰めたようなその美しい光景から
苔寺と呼ばれるようになりました。

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庭園は、上下二段構えと呼ばれる造りで、上段には枯山水の庭、
下段には「心」という字を描く黄金池を中心とした、池泉回遊式の庭が
設置されており、後の日本庭園に大きな影響を与えてきました。


銀閣寺を建てた足利義政も、この苔寺の庭や建物を
見本にしていたそうです。

 

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現在こちらの苔寺の拝観は、予約制となっております。

ここでしか手に入らない御朱印を求めて訪れる方も
増えてきているようです。

また苔寺の周りには、鈴虫寺や竹の寺など、
おすすめスポットがたくさんありますので、
ぜひ、併せて立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

 

 

-京都”いいもの”あつめ

2017/06/30

六月三十日

六月のお菓子といえば、水無月。

 

京都では古くから、一年のちょうど折り返しにあたる

六月三十日に、この半年の罪や穢れを祓い、残り半年の無病息災を祈願する神事「夏越祓(なごしのはらえ)」が行われます。

 

この「夏越祓」に用いられるのが、こちらの「水無月」です。

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六月になると、全国の和菓子屋さんで水無月が販売されますが、

京都ではこの日だけしか水無月を売らない和菓子屋さんがあるほど

特別なお菓子です。

 

水無月は、ういろうの生地に小豆をのせ、三角形に切られて作られます。

平安時代には旧暦6月1日の「氷の節句」の日に、氷室から氷を切り出して食し暑気払いをする宮中の風習があり、

三角形に切った白いういろうはこの氷をかたどったものと言われています。

また、上に乗せられた小豆には悪魔払いの意味があるそうです。

 

 

どんよりとしたお天気が続き、気分がめいってしまう季節ですが、

一年の半分が終わった今日は、残り半年健康に過ごせるよう願いを込めて、水無月を召し上がってはいかがでしょうか。

 

-京都”いいもの”あつめ

2017/06/16

京都〝いいもの″あつめ

京都には有名な寺社仏閣がいくつもありますが、
その中でも勝運の御利益がある神社として有名なのが、藤森神社。

馬の神様として有名で、競馬関係者や競馬ファンが
勝運を求めて訪れることが多いそうです。3FullSizeR

そんな藤森神社は、実は「紫陽花の宮」としても知られており、
毎年この季節にはさまざまな色のあじさいが花開き、
人々の目を和ませてくれます。


藤森神社の境内には2ヶ所の「紫陽花苑」があり、
全部でなんと、3500株ほどのあじさいが植えられているそうです。

種類も豊富で、西洋あじさい、おたふくあじさい、額あじさいなど、
よく見ると全く違う表情を持つ、様々なあじさいを楽しむことができます。
色も、青・ピンク・紫など色とりどりです。

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毎年だいたい6月上旬から開花し始め、
見頃は約1ヶ月ほどと言われております。


この紫陽花苑の開苑期間には、
この季節限定の特別な御朱印もご用意されており
こちらは数量限定での授与となるそうです。
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京都では、こちらの藤森神社の他に、
「あじさい寺」とも呼ばれている宇治の三室戸寺や
のどかな自然の中で楽しめる三千院など、
あじさいの名所と呼ばれるお寺や神社がたくさんあります。


今年の見頃もあと少し
京都の穴場スポットへ、ぜひお出かけください。

 

-京都”いいもの”あつめ

2017/03/03

祝う歳月、願う幸福

本日3月3日は「桃の節句」

女の子の健やかな成長と、幸福を願う、「ひな祭り」です。

いわゆる、ひな人形を飾る行事として定着していますが、

厄除けと人形遊びが、ひとつになったことが由来とされています。

 

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京都は他の地域のひな人形に比べて、

飾り方が少しだけ違うのはご存知でしょうか?

男雛を向かって左、女雛を向かって右に飾るのが一般的ですが、

京都ではその反対で、男雛を向かって右、

女雛を向かって左に飾ります。

 これは京都御所にて太陽が先に当たる側が上の位であるという、

「左をもって尊し」という古来の風習によります。

 

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子供のころは毎年飾ってもらっていたのに、

いつの間にか飾らなくなってしまったひな人形。

今年は、ふと思い立って飾ったのですが、

その美しさに、思わず見惚れました。

 

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ひとつひとつの人形の表情や

その道具の繊細な華やかさに、職人さんの技を感じます。

 ひな祭りは子どものもの、というイメージがありますが、

あの頃より少し大人になった今だからこそ、

また違う感動を味わうことができました。 

 

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SOUVENIRでは、そんな日本の文化を

かわいいハンカチで表現しました。

 

こんなあたたかい風習が、いつまでも続いていきますように。

 

 

コラム

2017/02/15

ものづくり探訪

スーベニールのモノづくりをお届けする「ものづくり探訪」

 

今回はスーベニールのお店でも大人気の

「アメ」を作って頂いている

今西製菓さんにお邪魔しました。

 

今西製菓さんは、明治から続く老舗のアメ屋さんで、

大手のアメ屋など機械での生産が主流の中、

その工程のほとんどが手作業です。

 

そんなこだわりのアメづくりの様子を、ご紹介します。

 

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アメの原材料は、水アメと砂糖です。

高温に煮詰めて水分をとばしたアメに、

パウダーで色や味を手作業で練りこんでいきます。

 

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このとき、アメの温度は100度を超え、

手袋を2枚してもやけどするほど。

そんなアメを手作業で運ぶため、かなりの体力を要します。

 

また、アメは冷めると固くかたまってしまうので、

常にヒーターやバーナーで熱されています。

夏場は工場内は40度を超えるため、本当に苛酷だそうです。

 

次にあめの柄をつくるために、

色をつけたあめや白いあめをくんでいきます。

 

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一番難易度の高い作業で、きれいな柄を出すための計算や

熟練のわざが必要になります。

 

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 おおきなアメのかたまりをのばして、機械で切断します。

 

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 飴をまるめて、角をとります。

この機械をつかっている会社は日本でもなかなかないそうです。

 

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そして、機械によってふるいがかけられ、

最後は人の目によって検品されます。

 

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アメづくりは、気温や季節によって全然違ってくるので、

言語化・マニュアル化できない難しさがあるのですが、

昔ながらの技法で作られるアメだからこそ表現できる、

京都らしい華やかな繊細さが人を魅了します。

 

スーベニールの各店で、それぞれ販売しています。

はんなりかわいく、もちろんとってもおいしいアメ玉を

ぜひ、ご賞味ください。

 

ものづくり日記

2017/01/18

冬の京都 雪化粧

先日の大寒波の影響で、

京都にも雪が降り積もりました。

 

少し昔はよく雪遊びをしたものですが、

最近はここまで降り積もることも珍しく、

非日常感あふれる、幻想的な風景が広がっていました。 

そんな冬の京都を、少しですが、ご紹介したいと思います。

 

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京都屈指の観光名所である嵐山。

嵐山には粉砂糖のように雪がつもり、

太陽がきらきら反射して、

いつもより明るく壮大な景色が広がっていました。

 

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雪の金閣寺、という情景は

「京都」のイメージとして、連想される方も多いのではないでしょうか。

 雪化粧をほどこした金閣寺は、

いつも以上の輝きをみせ、圧巻の美しさでした。

 

京都の冬、いかがでしたでしょうか。

京都は四季折々によって、様々な魅力的な情景をみせてくれます。

とっておきの京都を探しに、ぜひお越しください。

 

 

 

 

コラム

2016/12/27

京都”いいもの”あつめ

ちょっとディープな京都の情報をお伝えする、

「京都いいものあつめ」。

今回は12/23の冬至におこなわれた、

矢田寺の かぼちゃ供養に行ってきました。

 

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スーベニール京都本社から徒歩5分、

寺町商店街の中に矢田寺はあります。

日常の暮らしの中に寺社仏閣がとけこんでいるのが

京都の特徴ですよね。

 

冬至にかぼちゃを食べる風習は全国的にもおなじみですが、

矢田寺では毎年12月23日におおきなかぼちゃをなでて、

無病息災のお祈りをします。

 

年の瀬の寺町商店街は独特のにぎわいをみせ、

大釜でゆでられたかぼちゃが

参拝者にふるまわれるという珍しさからか、

矢田寺には行列ができていました。

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かぼちゃの大きさに驚きながらお参りを済ませ、

頂いたかぼちゃは、

ほくほくで、ほんのりあまく、とてもおいしかったです。

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来年もみなさんとともに、健やかに過ごせますように。

そんな穏やかな気持ちになりながら、

京都の風物詩とともに、季節を味わいました。

 

-京都”いいもの”あつめ

2016/11/15

紅葉夜間拝観のすゝめ

 

毎年盛り上がりをみせる、紅葉のライトアップが

いよいよ今年もはじまっています。

 

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京都の紅葉ライトアップといえば、なんといっても

秀吉とねね、ゆかりのお寺である高台寺。

 

高台寺の庭には大きな池があり、

「臥龍池(がりょうち)の水鏡」と呼ばれています。

 

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思わず池であることを忘れてしまうほど、圧倒的な水鏡は、

まるでそこに別の世界が広がっているのかと錯覚してしまうほど。

吸い込まれてしまいそうなほど不思議な情景は、

とても言葉にならない美しさでした。

おもわずため息がもれること間違いなし。必見です。

 

高台寺公式HPはこちら

 

 

そんな高台寺のすぐ近くには dot・dot kyoto があります。

dot・dot kyoto はレトロでかわいいドットの雑貨を集めたお店です。

女の子のだいすきな、かわいいのエッセンスがたっぷりつまっています。

限定商品もご用意しておりますので、

高台寺にお越しの際は、ぜひお立ち寄り下さい。

 

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 赤いドットののれんが目印です! 

 

 

京都の紅葉ライトアップといえば、やはり清水寺が有名ですよね。

カランコロン京都 清水店も、通常より遅くまで営業しておりますので、

夜間拝観をお楽しみの後もお越し頂けます。

 

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京都の夜を満喫してくださいね!

 

 

 

コラム

2016/11/03

京都〝いいもの″あつめ

ちょっとディープな京都をご紹介する京都「いいもの」あつめ。

今回は重森三玲庭園美術館をご紹介します。

 

東福寺方丈庭園や松尾大社の庭園などを手掛けた、

昭和を代表する庭園家・重森三玲氏の旧宅です。

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もともとは吉田神社の社家・鈴鹿家の邸宅で、

母屋と書院は江戸時代に建てられたものといわれています。

昭和18年に重森三玲氏が譲り受け、

二つの茶席と庭を新たにつくり、現在の形になりました。

残念ながら建物の写真は撮影禁止のため、

写真でお見せすることはできませんが、

古いお屋敷とモダンな庭が見事に融合していて、

なんとも不思議な空間を作り出していました。

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市松の波が印象的なこの部屋は、

三玲氏が手掛けた茶室です。

ふすまの取っ手や畳のふち、釘隠し、、、

隅々までこだわりが見受けられます。

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書院と母屋をつなぐ廊下にはこんなランプも。

これも三玲作だそうで、奥さんがうさぎ年だったため、

うさぎをモチーフにしたのではないかとのことでした。

小洒落ててかわいい!

 

見どころたっぷりの重森三玲庭園美術館。

秋の京都に訪れた際は、ぜひ足を運んでみてくださいね。

 

-京都”いいもの”あつめ

2016/10/25

秋の京都 お祭りいろいろ

秋の深まりをみせる京都では、

先日、三大祭のひとつでもある「時代祭」が行われました。

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時代祭は、平安神宮の創建と

平安遷都1100年祭を奉祝する行事として、

明治28年に始まりました。

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 メインイベントである、

約2,000名・約2キロにもわたる 

「時代風俗行列」をひとめみようと、

日本国内はもちろん海外からもたくさんの観光客がこられます。

 

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 明治から江戸や室町の世を経て、平安の都が創建された延暦時代へ。

行列がすすむにつれ、時代がさかのぼり、

引き込まれていくような、不思議な感覚になりました。

 

 各地の歴史に名を馳せたつわものや、

豪華絢爛な衣装を身にまとったご婦人の姿は圧巻そのもの。

それぞれの衣装や祭具のひとつひとつにから、

京都の伝統や美意識を感じることができます。

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また、そんな「時代祭」や有名な「祇園祭」の他にも、

京都という土地には様々な歴史深いお祭りがあります。

 

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10月23日には、銀閣寺の鎮守社である「八神社」のお祭りがあり、

ぽっちり銀閣寺店が面している銀閣寺参道は、

鉾をのせたトラックや、神輿を担ぐ人々でいっぱいになります。

地元の方々の熱気を間近で感じることができました。

 

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京都を代表する「時代祭」はもちろん、

「八神社」のお祭りのように

あまり知られていないお祭りからも、

その土地ならではの歴史を味わうことができます。

 

この秋の京都にお越しの際は、紅葉やグルメに加えて、

京の文化と触れあうような、こんな楽しみ方はいかがでしょうか。

 

 

コラム